げいるの脳内廃液処理場
管理人げいるの脳内で日々作り出された世迷い言、どーでも良いこと、個人的なメモとして使ってまいります。 ここに記載されていることは、かなりの勢いで個人的フィルタや個人的バイアスがかかっていますので、全てを鵜呑みにすると危険です。 ※2005年1月1日〜2005年8月31日のデータは消えてしまいました。ごめんなさい。
※「最近更新してないなぁ…こいつ生きてるのか?」と思われた方はこちらのTwitterかこちらのTwilogをご参照ください。
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2007/12/29(Sat) [長年日記]
■ 鏡音きた。
もう既に至る所で「じゃじゃ馬」と表現されてる鏡音リン/レンがやってきましたよ。
とりあえずのインプレッションとしては…ミクとはだいぶ違う調教が必要そう。特にサ行(ザ行)、タ行、ハ行、マ行の出音がかなりキツい。サ行に関しては弱すぎるし、タ行はなんか取って付けたような発声が…。
ミクで作成していたデータをそのまま移行するのはほぼ無理な感じ。
このVOCALOIDエンジンってのは、子音と母音を前後の音符状況なんかを判断しながらピッチも考えつつ合成していくという動作をするので、子音の出し方次第で印象がだいぶ変わる。スローバラード系の語り尽くすような感じの場合、子音が不明瞭なのは結構痛い。ロック系なんかの勢いがあるものだと多分合致するだろうなこれ。アタックはミクに比べて全然強いし。(逆にミクはアタックレートがちょっと弱いから、早いフレーズなんかでモッタリすることが多い)
もちろん、調整次第で何とでもなりそうな範疇ではあるが、ミクに比べると鏡音兄妹はその回数と箇所が多くなりそうな予感。これはねー、中の人のファンだからとかで購入した人、泣きそうな雰囲気。周りにそんな人がいるわけですが、どうよ?w でも、リンは高音部分でちょろっと「とかち」っぽい音が出ることがあるから、それ目指して頑張ってw
レンはかなり力強い感じ。ただ、やっぱりちょっとホップする感じの発声が多い気がする。子音強調って感じかな。あと、全体的に連続音の自動ポルタメントの効果が弱め。かなりソリッドに歌ってる。これも教育次第だ。
今回のセットで何が良いかというと、VOCALOID2 Editorのバージョンアップ。今までパラメータエディットに出てくる十字カーソル、微妙に右にずれてた(クロスが中心点じゃなくて、横棒の右端が中心点だった)のが直りました。あと、音素ライブラリが2本になったしCD-ROMからDVD-ROMに変更になったのに、価格据え置き。クリプトンさん、太っ腹。
げいる <gale{at}studiotsc.com>